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Re:Surface calculation

Posted on : November 13, 2002 (Wed) 22:54:54

by Takao kotani

奥野様,
こんにちは.

電池関連の話が多いですが,ぼくも非常に興味がある分野ですし,なにか
おもしろいことがうまくできないかなあと考えています。
とは、いっても全く何も知らないしぼちぼちと勉強していきたいと
考えてるところですが。。。

>燃料電池関連の「マテリアルデザイン」に関する質問なのですが
>電池に使われている触媒 ( Pt単独が主。 最近Pt?Fe、Pt?Ni Pt-Co Pt-Ruなど
>合金系が検討されている。 Phys.Chem.Chem.Phys. vol(3) p306 (2001)
>(Pt合金)表面上の耐CO被毒性を調べるための(一酸化炭素)吸着エネルギーや、
>酸素還元特性をしらべるためのPt(合金)?O_{2}表面の計算など、AKAI?KKRでは
>できるものでしょうか? 擬ポテンシャル+平面波では類する計算は多いようですが
>合金(例えばPt-Fe 50atom%Fe です。)系の表面、もしくは原子層
>slabの表面層だけPt-Feなどの合金にするなどの計算ならCPA?KKRの方が少ない原子数
>で計算できるのではないかと、、。(計算する系として考えているのは表面+吸着原子
>になりますが。)う?ん、あんまりCPAでするメリットはないですか、、?
>それとも、やはり表面系の計算は平面波をつかった計算の方が
>よろしいものでしょうか?
そうですね.MT potentialなので,あまり表面のようなものは
得意ではないのではないかと思います.ただ,ASAで(その必要はないかもしれない),
真空領域にはempty sphereを詰め込んでやるのもできるかもしれないです。
確かにおっしゃるようにCPAを利用できるので,かなり細長いユニットセルで
計算できて、Pt-Fe50atom%Feの表面のFeのdosとか吸着などの計算が
効率よく計算できるような気もします.おもしろいかもしれないです。
もうすこし考えてみます。
本当のところは,もうちょっときちんと表面の問題も扱えるよう
改良していくべきなんですが。。。


>あと、先ほどから(やっとですが)LaGeO_{3}の計算の計算をしてみようかと考えている
>のですが、以下のファイルをつくってみたのですが、
>Segmentation fault 
>をはいて、計算がとまってしまいますが、どこかプログラム中の配列を大きくとるか、
>なにか間違った書き方をしてしまっているかしているでしょうか?
>
了解しました。何とかやってみますが、いま手元にあいてるマシンがないのもあって
(多分来週中ぐらいには手に入る),ちょっと時間掛かるかもしれないですが、
とにかく見てみます。実際には、まずは理想的な1/4のサイズのものから
テスト計算を始めるのがよいですが。。。

小谷