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Replies : 1 Last Post : May 17, 2004 (Mon) 11:41:51

119

Convergence of DOS (in Japanese)

Posted on : April 01, 2004 (Thu) 19:00:35

by Hase

赤井先生、小谷先生

産総研の長谷と申します。CMDでは大変お世話になりました。

早速ですが一つ質問があります。

状態密度を計算する際に、結果が2回出力されて(スピンアップとダウン)
その後収束を見ている部分があるように思われますが、
例えばサンプルとしておいてあるbcc Feでパラメタをいじらずに、go modeで10^-5くらいまで収束させた
ポテンシャルでDOSを計算させると、全然収束していないように見えます。
モーメントや全エネルギーの値もgo modeとかなり違います。(err= 0.869)

go modeで収束していれば問題ないのでしょうか?
状態密度自体は目で見たところでは問題なさそうですが。

お忙しいところ恐縮ですが、ご教示願います。


入力ファイルと出力ファイル(の一部)を以下に示します。

(収束過程)

[hase@ps38 cpa2002v006c]$ cat in/fe
go data/fe
bcc 5.27 1.0 1.0, , , ,
0.001 1.0 nrl mjwasa mag 2nd
update 4 40 0.015
1
Fe 1 0 0 2 26 100
1
0.00000 0.00000 0.00000 Fe

(その出力の一部。実際には収束するまで3回くりかえした)

itr= 38 neu= 0.0000 moment= 2.0997 te= -2522.8337636 err= -4.992
itr= 39 neu= 0.0000 moment= 2.0997 te= -2522.8337636 err= -5.027
itr= 40 neu= 0.0000 moment= 2.0997 te= -2522.8337636 err= -5.063
*** no convergence
interval= 40 cpu time= 11720.78 sec
sdftyp=mjw reltyp=nrl dmpc=0.015
Fe
itr= 40 neu 0.0000 chr,spn 8.0000 2.0997 intc,ints 0.0000 0.0000
rms err= -5.063 -5.064
ef= 0.6075100 0.6075100 def= 17.7746590 8.6750874
total energy= -2522.8337636


(状態密度)

[hase@ps38 cpa2002v006c]$ cat in/fedos
dos data/fe
bcc 5.27 1.0 1.0, , , ,
0.001 1.0 nrl mjwasa mag 2nd
update 8 40 0.015
1
Fe 1 0 0 2 26 100
1
0.00000 0.00000 0.00000 Fe

(その出力の一部)

0.1850000 5.27557
0.1900000 5.29879
0.1950000 5.31766
0.2000000 5.32635
itr= 1 neu= 2.9258 moment= 0.3499 te= -2521.5010809 err= 0.869
*** no convergence
interval= 1 cpu time= 7241.92 sec
sdftyp=mjw reltyp=nrl dmpc=0.015
Fe
itr= 1 neu 2.9258 chr,spn 10.8289 0.3499 intc,ints 0.0000 0.0000
rms err= 0.868 0.869
ef= 0.6075100 0.6075100 def= 0.2011249 1.7365778
total energy= -2521.5010809

 
 

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Re:Convergence of DOS (in Japanese)

Posted on : May 17, 2004 (Mon) 11:41:51

by Hase

赤井先生、小谷先生

産総研の長谷です。
土曜日はありがとうございました>赤井先生

以下の質問(No.119)についてですが、赤井先生に直接お伺いしたところ、
「状態密度を計算するときはフェルミ準位(EF)のかなり上までグリーン関数を計算するが、
そのときプログラムはその最高エネルギーのところをEFとみなして収束チェックなどを行うので、
dos modeでの収束チェックの部分は無視すべき」という主旨のご回答をいただきました。

以上は私の理解した範囲での要約ですので、間違った部分があれば私にその責任があります。


>状態密度を計算する際に、結果が2回出力されて(スピンアップとダウン)
>その後収束を見ている部分があるように思われますが、
>例えばサンプルとしておいてあるbcc Feでパラメタをいじらずに、go modeで10^-5くらいまで収束させた
>ポテンシャルでDOSを計算させると、全然収束していないように見えます。
>モーメントや全エネルギーの値もgo modeとかなり違います。(err= 0.869)
>
>go modeで収束していれば問題ないのでしょうか?
>状態密度自体は目で見たところでは問題なさそうですが。