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Replies : 4 Last Post : August 08, 2007 (Wed) 14:02:31

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Relation between Bloch spectral function and DOS

Posted on : August 02, 2007 (Thu) 16:26:35

by Masahiro Tanaka

お世話になっております。
京セラの田中です。

ブロッホスペクトル関数を全ブリルアンゾーンに渡って
足しあげたものが状態密度であると考えていいでしょうか?

適当なサンプル点で出力したブロッホスペクトル関数には、
状態密度には現れないピーク(谷ピークと山ピークの対になって)
が見えたりするのですが。
CPA計算をしている場合です。

よろしくお願い致します。

 
 

257

Re:Relation between Bloch spectral function and DOS(in Japanese)

Posted on : August 05, 2007 (Sun) 21:15:10

by 小林一昭

>お世話になっております。
>京セラの田中です。
>
>ブロッホスペクトル関数を全ブリルアンゾーンに渡って
>足しあげたものが状態密度であると考えていいでしょうか?
>
>適当なサンプル点で出力したブロッホスペクトル関数には、
>状態密度には現れないピーク(谷ピークと山ピークの対になって)
>が見えたりするのですが。
>CPA計算をしている場合です。
>
>よろしくお願い致します。

 上で求めた状態密度をフェルミレベルまで足し上げた値が、
計算した系のユニットセル内の総電子数と一致するでしょうか?。
 値が合わなければ、何らかの取りこぼし(或いは過剰な足し上げ)
があるのかもしれません。

 的外れな応答であった場合はご容赦ください。

 "-@-"はスパムメイル対策です。"-@-" → "@"としてください。

 

258

Re^2:Relation between Bloch spectral function and DOS(in Japanese)

Posted on : August 06, 2007 (Mon) 15:24:46

by Masahiro Tanaka

小林様

お世話になっております。
京セラの田中です。

早速のご回答ありがとうございました。
確認したところ、
総電子数16.00に対して
ブロッホスペクトル関数の和も
状態密度も15.99という値になりました。

一致しているようですね。

結局、ブロッホスペクトル関数に、
状態密度に現れない不純物準位が現れたのは
サンプル点が少なかったことが
原因なのでしょうか?

>>お世話になっております。
>>京セラの田中です。
>>
>>ブロッホスペクトル関数を全ブリルアンゾーンに渡って
>>足しあげたものが状態密度であると考えていいでしょうか?
>>
>>適当なサンプル点で出力したブロッホスペクトル関数には、
>>状態密度には現れないピーク(谷ピークと山ピークの対になって)
>>が見えたりするのですが。
>>CPA計算をしている場合です。
>>
>>よろしくお願い致します。
>
> 上で求めた状態密度をフェルミレベルまで足し上げた値が、
>計算した系のユニットセル内の総電子数と一致するでしょうか?。
> 値が合わなければ、何らかの取りこぼし(或いは過剰な足し上げ)
>があるのかもしれません。
>
> 的外れな応答であった場合はご容赦ください。
>
> "-@-"はスパムメイル対策です。"-@-" → "@"としてください。

 

259

Re^3:Relation between Bloch spectral function and DOS(in Japanese)

Posted on : August 06, 2007 (Mon) 23:31:59

by Kazuaki Kobayashi

 お返事感謝です。

>早速のご回答ありがとうございました。
>確認したところ、
>総電子数16.00に対して
>ブロッホスペクトル関数の和も
>状態密度も15.99という値になりました。
>
>一致しているようですね。
>
>結局、ブロッホスペクトル関数に、
>状態密度に現れない不純物準位が現れたのは
>サンプル点が少なかったことが
>原因なのでしょうか?

 これは筆者には何とも言えません。
 
 この一致から(状態密度に現れない)不純物準位が、
フェルミレベル下にあるとしたら、足し上げの仕方が
間違っていない限り、その準位からの寄与は正しく
考慮されていると思われます。

>>>ブロッホスペクトル関数を全ブリルアンゾーンに渡って
>>>足しあげたものが状態密度であると考えていいでしょうか?

 (足し上げの仕方の詳細は分かりませんが)おそらくそれでいいと
思います。

>>>
>>>適当なサンプル点で出力したブロッホスペクトル関数には、
>>>状態密度には現れないピーク(谷ピークと山ピークの対になって)
>>>が見えたりするのですが。
>>>CPA計算をしている場合です。
>>>

 おそらく各k点毎に対称性による重みを付けて足し上げるので、
個々のピークの寄与が状態密度の中に埋もれるいるのかもしれません。
また、状態密度をより詳細(縦軸[=状態数]を拡大)に見ると、
対応するピークが見つかるかもしれません。

 個々のk点でのピーク(の頂点)の連なりが、バンド構造に相当する
と思われます。CPA計算ということは、扱っている系はランダム系と
思われるので直接比較出来る理論結果(バンド構造)がないかもしれません
が、類似する規則系の計算結果があれば、それと比較してみることも
有効かもしれません。

 的外れな応答であった場合はご容赦ください。

 "-@-"はスパムメイル対策です。"-@-" → "@"としてください。

 

260

Re^4:Relation between Bloch spectral function and DOS(in Japanese)

Posted on : August 08, 2007 (Wed) 14:02:31

by Masahiro Tanaka

小林様

お世話になっています。
京セラの田中です。

いつも懇切丁寧な対応ありがとう
ございます。

CPA以外の方法と比較してみます。

> お返事感謝です。
>
>>早速のご回答ありがとうございました。
>>確認したところ、
>>総電子数16.00に対して
>>ブロッホスペクトル関数の和も
>>状態密度も15.99という値になりました。
>>
>>一致しているようですね。
>>
>>結局、ブロッホスペクトル関数に、
>>状態密度に現れない不純物準位が現れたのは
>>サンプル点が少なかったことが
>>原因なのでしょうか?
>
> これは筆者には何とも言えません。
> 
> この一致から(状態密度に現れない)不純物準位が、
>フェルミレベル下にあるとしたら、足し上げの仕方が
>間違っていない限り、その準位からの寄与は正しく
>考慮されていると思われます。
>
>>>>ブロッホスペクトル関数を全ブリルアンゾーンに渡って
>>>>足しあげたものが状態密度であると考えていいでしょうか?
>
> (足し上げの仕方の詳細は分かりませんが)おそらくそれでいいと
>思います。
>
>>>>
>>>>適当なサンプル点で出力したブロッホスペクトル関数には、
>>>>状態密度には現れないピーク(谷ピークと山ピークの対になって)
>>>>が見えたりするのですが。
>>>>CPA計算をしている場合です。
>>>>
>
> おそらく各k点毎に対称性による重みを付けて足し上げるので、
>個々のピークの寄与が状態密度の中に埋もれるいるのかもしれません。
>また、状態密度をより詳細(縦軸[=状態数]を拡大)に見ると、
>対応するピークが見つかるかもしれません。
>
> 個々のk点でのピーク(の頂点)の連なりが、バンド構造に相当する
>と思われます。CPA計算ということは、扱っている系はランダム系と
>思われるので直接比較出来る理論結果(バンド構造)がないかもしれません
>が、類似する規則系の計算結果があれば、それと比較してみることも
>有効かもしれません。
>
> 的外れな応答であった場合はご容赦ください。
>
> "-@-"はスパムメイル対策です。"-@-" → "@"としてください。