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Replies : 6 Last Post : October 03, 2002 (Thu) 21:07:24

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How can I calculate cohesive energy? (in Japanese)

Posted on : October 01, 2002 (Tue) 01:07:20

by Kazuhiro Okamura

Akai-KKRの最初のiterationで出力されるtotal energyは
構成原子のエネルギー和になってますか?

また、Akai-KKRでの凝集エネルギーの計算精度は、いかほどなものでしょう?


なんか私ばかり書き込みしてて恐縮です。

そこで、ささやかなtipsを・・・

 私はAkai-KKRとxbandをWindows2000上のCygwin g77でコンパイルしてノートPCで
使用させて頂いてますが(どこでもバンド計算状態です・・・)

・Cygwinでコンパイルするときは、makefileの行末にある"f77"(2箇所)を"g77"と
 書き換えるだけで、すんなりと終了します。
 cygwin1.dllファイルをパスの通った場所においておけば、作成されたspecx.exeファイルは
コマンドプロンプトから実行できます。
 Windows用のgnuplotやjgawkを使用して、UNIXやLinuxの環境と同様に処理できますよ。

・xbandは、xbandファイルといくつかのtclファイルを手直しして紆余曲折しました。
 (多くはパスの問題でしたが、すみません、覚えきれてません)

岡村

 
 

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Re:How can I calculate cohesive energy? (in Japanese)

Posted on : October 02, 2002 (Wed) 15:41:42

by takao kotani

>Akai-KKRの最初のiterationで出力されるtotal energyは
>構成原子のエネルギー和になってますか?
>
えっとすこしよくわからないですが、単純な和にはならないですよね。
原子間の結合エネルギーがありますから...もちろん,必ずしも2体的なものの総和になっていません。


>また、Akai-KKRでの凝集エネルギーの計算精度は、いかほどなものでしょう?
えっと,一般的に絶対値はあまり信用できないように思います。
それこそFP-LMTOなどと比べられたらいいです。

まえのLiN3だと
FP-LMTOでnrl vwnで-153.012Ry
AkaiKKRでnrl vwnで-153.210Ry
でした(これは適当にMT半径を与えた例です).デフォルトだとまた別です。
で,この程度の差だと,致し方ないでしょう。。。
絶対値はしんどいです.でもすこし圧縮したときどうか?(体積弾性率)とか,Ferroかparaか
みたいな,差を取るような計算は,ある程度精度は期待できます.


>そこで、ささやかなtipsを・・・
>
> 私はAkai-KKRとxbandをWindows2000上のCygwin g77でコンパイルしてノートPCで
>使用させて頂いてますが(どこでもバンド計算状態です・・・)
>
>・Cygwinでコンパイルするときは、makefileの行末にある"f77"(2箇所)を"g77"と
> 書き換えるだけで、すんなりと終了します。
> cygwin1.dllファイルをパスの通った場所においておけば、作成されたspecx.exeファイルは
> コマンドプロンプトから実行できます。
> Windows用のgnuplotやjgawkを使用して、UNIXやLinuxの環境と同様に処理できますよ。
>
>・xbandは、xbandファイルといくつかのtclファイルを手直しして紆余曲折しました。
> (多くはパスの問題でしたが、すみません、覚えきれてません)
xbandはいいかげんな説明しかできずすみませんでした。
最初はもっと軸に据えようと思っていましたが、AkaiKKRに関しては,入力が簡単だし、
あまりメリットがないようにも思い,時間が短いこともありcmdでは簡単にしかやれませんでした。
ソフトもできがいいとはいえないし...
たとえば,JSVとかcrystal makerみたいなソフトで結晶を作って座標を切り貼りしたほうが
いいかもしれないです。まあempty sphere入れるかとか,MT半径の計算ができるのはメリットですが。。。
ぼくも,CYGWIN/XFREEにいれるのにすこし苦労しました。そのへん説明しておくべきでしたね---すみません.
要は,ディレクトリ/がなので,あきらめて,XBANDのあるディレクトリで全部動かすべきだし、
ユーザールートに環境設定ファイル.xbandだったかを保存するんですが、違うディレクトリで
当然読まないのでトラぶります。あと,やはり凍りやすいです。

g77は,速度的にはあまり早くないかもしれないです。

小谷

 

45

Re^2:How can I calculate cohesive energy? (in Japanese)

Posted on : October 02, 2002 (Wed) 18:41:39

by Okamura Kazuriro

>>Akai-KKRの最初のiterationで出力されるtotal energyは
>>構成原子のエネルギー和になってますか?
>>
>えっとすこしよくわからないですが、単純な和にはならないですよね。
>原子間の結合エネルギーがありますから...もちろん,必ずしも2体的なものの総和になっていません。

質問が不適切で申し訳ないです。
凝集エネルギーを計算するときの、原子のエネルギー値が
Akai-KKRのプログラムのどこかにありますか?という意味でした。
もしくは単原子のエネルギー値を出力できますか?

お返事の様子ですと最初のiterationで出力されるエネルギー値は
すでに1回のSC計算をした後の値のようですね。

岡村

 

46

Re^3:How can I calculate cohesive energy? (in Japanese)

Posted on : October 02, 2002 (Wed) 19:49:50

by takao kotani

岡村様、
えっと,いま単原子のエネルギーをけいさんできるようになっていないです.
「次のバージョンアップでは入れるだろう予定」とボスは申しておりますが...

mjw,nrlの場合の値は,Moruzzi, Janak, Wiliamsの本に値が書いています。
これときっちりあうはずです。で,まあ単体ならちゃんといいcohesive energyが
得られるそうです。ですが,ほんとに化合物でまともなcohesive energyが得られるのか
どうかは疑問です...

http://sham.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~kkr/TARS/mjw_atom.pdf
にその本のページのコピーをおきました.mjw,nrlでないとだいぶとずれます。
小谷

 

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Re^4:How can I calculate cohesive energy? (in Japanese)

Posted on : October 02, 2002 (Wed) 20:28:55

by takao kotani

だいたい原子のLDA計算などは,およそは誰がやっても
(球対称で,excがおなじなら)同じになると思います。
ですから,他のコードで,計算されたものを使っても問題ないでしょう。

LiN3の場合に,FP-LMTOでやるとLi3Nあたり1.25Ry程度,
KKRでやると1.1Ry程度でした。

そもそもMTサイズをすこし変えてみると
0.1Ry程度は変ってしまいます---そういう意味で,
0.1Ry程度のエネルギー誤差は,このMT potentialの限界です。
実際,マークさんのFP-LMTOとの差は,0.15Ry程度ありました。

ただ,ざっと見積もった感じで,あまりきちんとチェックしてないので、
あくまで目安と思ってください。


vwn,nrlのときの
N -107.829
Li -14.640
から見積もりました。


小谷

 

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Re^5:How can I calculate cohesive energy? (in Japanese)

Posted on : October 03, 2002 (Thu) 18:56:36

by Kazuhiro Okamura

小谷先生、お返事ありがとうございます。

>だいたい原子のLDA計算などは,およそは誰がやっても
>(球対称で,excがおなじなら)同じになると思います。
>ですから,他のコードで,計算されたものを使っても問題ないでしょう。
>
>そもそもMTサイズをすこし変えてみると
>0.1Ry程度は変ってしまいます---そういう意味で,
>0.1Ry程度のエネルギー誤差は,このMT potentialの限界です。

そういうものなのですね。

http://math.nist.gov/DFTdata/atomdata/tables/ptable.html
にはvwnの全元素のデータがあります。

0046> えっと,いま単原子のエネルギーをけいさんできるようになっていないです.
0046>「次のバージョンアップでは入れるだろう予定」とボスは申しておりますが...

期待しております。

 

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I might be wrong... (in Japanese)

Posted on : October 03, 2002 (Thu) 21:07:24

by takao kotani

>http://math.nist.gov/DFTdata/atomdata/tables/ptable.html
>にはvwnの全元素のデータがあります。
は知りませんでした。おそらくていねいに収束チェックをやったんだろうと思います。
で,Mark van Schilfgaarde氏のコードのatom計算の部分でやってみました.
そうすると,かなりのずれがありました!
しかもradial meshのパラメータをふると結構ずれていきます。
その意味で、かなりよいメッシュで細かくとらないとひょっとすると
うまくいかないのかもしれないです。いまマークさんに確認中ですが。。。

で,
>
>>だいたい原子のLDA計算などは,およそは誰がやっても
>>(球対称で,excがおなじなら)同じになると思います。
>>ですから,他のコードで,計算されたものを使っても問題ないでしょう。
>>
の部分は,ちょっと撤回します。勝手にそう思っていただけの部分があります。

やはり用いたradial meshに応じた計算をしてやらないといけないのかもしれないです。
(でも赤井KKRだと,もっと完璧にそのテーブルと合う可能性はあります.---赤井先生は
コア近傍をきっちり解くのはかなり執念深くやってたはずなので).

小谷