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KKR法での置換した系の適用範囲について

Posted on : October 01, 2018 (Mon) 09:04:36

by Manabu Inukai

阪大のCMDでは大変お世話になりました。
名工大の犬飼です。

 先日、実験系の教員の方々とKKR法について相談する機会がありました。その折に、KKR法での置換した系の計算(CPA)やそれを利用した電気伝導率の計算などは、「希薄な系」でしか適用できないのではないか? と質問されました。

 赤井先生方が執筆されております書籍などでは、CPAを説明する式からは「希薄な系」だけでなくても成立しているように見えます。
 論文では占有率が0.5の系での計算が報告されていたり、実習でも様々な占有率の値で計算しております。

 もし、希薄な系以外でもCPAは適用可能で、理論的にも問題ないのでしたら、このような誤解は無くしたいと思っております。

 CMDで著名な先生方に直接ご相談できず心苦しいのですが、この点についてご回答など頂けましたら幸いです。

 よろしくお願い致します。