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Re^3:Relation between Bloch spectral function and DOS(in Japanese)

Posted on : August 06, 2007 (Mon) 23:31:59

by Kazuaki Kobayashi

 お返事感謝です。

>早速のご回答ありがとうございました。
>確認したところ、
>総電子数16.00に対して
>ブロッホスペクトル関数の和も
>状態密度も15.99という値になりました。
>
>一致しているようですね。
>
>結局、ブロッホスペクトル関数に、
>状態密度に現れない不純物準位が現れたのは
>サンプル点が少なかったことが
>原因なのでしょうか?

 これは筆者には何とも言えません。
 
 この一致から(状態密度に現れない)不純物準位が、
フェルミレベル下にあるとしたら、足し上げの仕方が
間違っていない限り、その準位からの寄与は正しく
考慮されていると思われます。

>>>ブロッホスペクトル関数を全ブリルアンゾーンに渡って
>>>足しあげたものが状態密度であると考えていいでしょうか?

 (足し上げの仕方の詳細は分かりませんが)おそらくそれでいいと
思います。

>>>
>>>適当なサンプル点で出力したブロッホスペクトル関数には、
>>>状態密度には現れないピーク(谷ピークと山ピークの対になって)
>>>が見えたりするのですが。
>>>CPA計算をしている場合です。
>>>

 おそらく各k点毎に対称性による重みを付けて足し上げるので、
個々のピークの寄与が状態密度の中に埋もれるいるのかもしれません。
また、状態密度をより詳細(縦軸[=状態数]を拡大)に見ると、
対応するピークが見つかるかもしれません。

 個々のk点でのピーク(の頂点)の連なりが、バンド構造に相当する
と思われます。CPA計算ということは、扱っている系はランダム系と
思われるので直接比較出来る理論結果(バンド構造)がないかもしれません
が、類似する規則系の計算結果があれば、それと比較してみることも
有効かもしれません。

 的外れな応答であった場合はご容赦ください。

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